椎間板ヘルニア
2018年03月5日
背骨は首7個、胸12個、腰5個の24個の骨が繋がってできています。
この骨一つ一つの間には椎間板というクッションの役割の軟骨があります。
この椎間板が激しい運動や老化・日常生活の問題により潰れてしまい、
中から髄核といわれるゼリー状のものがでて、これが神経を圧迫する。
その神経圧迫が、痛みやしびれを起こしていると言われています。
でも、ちょっと違うんです。
症状がない人にMRIをとってみても椎間板ヘルニアの状態になってる場合があります。
これってどういうことかわかりますか?
椎間板ヘルニアなのに痛みがないって事です。
という事は、この人たちがもしも他の原因で痛くなって病院に行くと
ヘルニアといわれてしまいますよね?
だってお医者さんは画像をみて診断を下すんですから。
これって怖くないですか?
もともとヘルニアの人が筋肉を痛めて病院に行くとします。
本当は筋肉が原因でも画像上ヘルニアがあればヘルニアといわれてしまう可能性があるってことですからね。
結構安易に椎間板ヘルニアと診断されているケースも多いのが実際です。
何が言いたいかというと必ずしも椎間板ヘルニアが痛みを出す原因だとは言えないこと。
ある大学の先生の記事によると腰痛の85%は原因が不明。
残りの15パーセントのうち椎間板ヘルニアが原因だと特定できるのは5%程度と言っています。
ヘルニアで手術が必要な場合は基本的には麻痺や膀胱障害が起きているときです。